2024年1月18日 子育て支援セミナーを開催しました! 子育て支援セミナーを今年度も開催しました。 子どもたち一人ひとりに応じた支援、ということで、『十人十色のよりよい成長』という題目で、倉田先生にお話をいただきました。 子どもたちには、様々な特性があり、一歩間違えると、ネガティブなスパイラルに陥りがちです。ポジティブなスパイラルにしていくためには以下のサイクルにしていくことが大切です。 うまく活動にのれない⇒適切に関わる⇒うまくできた!⇒自信をつける⇒活動を理解しやすくなる⇒うまくできた!自信をつける・・の繰り返しが理想的✨ そのためには ①その子の特徴を理解する:好き嫌いは? 得意不得は? 癖は? うまくできる時できない時はどんな時? お友だちとはどんな関わり方をする? ②その子に適した関わり方をする:前向きに動かす関りは? 足を引っ張る関わりは? 穏やかな口調で伝えたほうがいいかも うるさい場所だと集中できない? 言って聞かせるより見せた方が分かるかも ③成功体験がつめるようにサポートする:言葉の発達がゆっくりな子には見える化してあげたり口頭の説明はシンプルに 手先が不器用な子には途中まで手伝ってあげる 切り替えが苦手な子には事前予告をしてあげる 体が動いてしまう子には発散できるものを用意してあげる(練り消しを持たせてあげるなど) 見通しを持つのが苦手な子にはスケジュールを視覚化してあげる ④自信になる声がけをする(これが一番大事!!):すぐ褒める!! どの行動が良かったのか具体的に伝える(お片付けがすぐにできてえらいね) その子の行動を言う(靴履いたね お着替えしたねなど 声をかける時は前向きな言い方で伝えましょう) 『わがままを言っている』ようにみえて、実は『困っている』のかも。そんな視点でお子さんたちをみてあげるといいのかもしれませんね。 幼稚園でも、子どもたち一人ひとりの支援方法は職員みんなで日々学んでいます。支援のテクニックとして、『部屋を飛び出してしまうお子さんには過剰に反応せず淡々と追いかける』『端的に同じ言葉を繰り返す』というものがありますので、大人からすると一見冷たく感じることもあるかもしれません。しかし、子どもたちにとっては、それが伝わりやすく、効果的なことが意外に多いのです。そんなことも、知っているのと知らないのでは、とらえ方や感じ方が変わってきますね。 そして、出来たときには『楽しさを強調しながら、大いに褒める』を日々大切にしながら、よりよい成長につなげられるように、さゆり幼稚園でも引き続き取り組んでいきたいと思っています。おうちの方にとっても、参考になるお話がたくさんありますので、ぜひまた機会がありましたら参加してみてくださいね。(最後は質問コーナーなどあり、和やかな時間を過ごせました(^-^))